【開業歯科医師×WINX代表取締役】
スペシャル対談

開業歯科医師 高野吉光先生

業者に丸投げせず「知ろう」という気持ちが不動産投資を成功させる

医療従事者向けの投資用不動産事業を展開する株式会社WINX。安心安全な不動産投資を一人でも多くの医療関係者に届けようというその「イズム」は、代表取締役・秋葉侑輝が持つ理念です。

そんな秋葉と親交の深いオーナー様の一人、歯科医師の高野吉光さん。今回は二人の対談を通して、WINXが大切にしているオーナー様との関わり方や、WINXと秋葉が目指すWINXならではのホスピタリティ、不動産投資に関わるうえで持つべき意識や考え方などをご紹介します。


画像=左から高野歯科クリニック院長・高野吉光先生と株式会社WINX代表取締役・秋葉侑輝

■ 目を見た瞬間「この人とは仲良くなれそうだ」と

秋葉 先生と初めてお会いしたのは5~6年前でしたよね。

高野 そうですね。あるお医者様の紹介でお会いしたのが始まりで。

秋葉 でも先生はその時点ですでに不動産をお持ちだったので、特にご購入いただくというお話でお会いしたわけではありませんでしたよね。

高野 そうなんですけど、最初に秋葉さんの目を見た時に、「この人とは仲良くなれそうだな、この人からなら買ってもいいかもしれないな」と思ったんですよね。

秋葉 そうだったんですか?(笑)

高野 だって、僕より20歳近く若いのにしっかり会社を経営しているじゃないですか。自分が秋葉さんの年齢の時にはそんなことはできていませんでしたから、何か特別なものを持っている人なんだなというのは初めて会った時に感じました。自分は歯のことしか知りませんでしたから、世の中のことを広く知っている人と仲良くしたいと思いましたね。

秋葉 私も最初にお会いした時から「気さくな方だな」と感じました。ちょっとカップルみたいな話になってしまうんですけど(笑)。でも先生は本当に見た目通りの物腰のやわらかい方で、すごく話しやすかったのを覚えています。

その後2人で食事をさせていただく機会が何度もありましたが、お仕事のお話からご家族のプライベートなお話まで、いろいろさせていただきましたよね。先生も病院を経営されているお立場ですので、経営の考え方や従業員との接し方、給与面のことなど、かなりいろんな話をさせていただきました。当社の従業員が先生のところに治療に行かせていただくなど、かなり密にお付き合いをさせていただいて感謝しています。

■その時点で最良な物件を紹介したかった

高野 そういう付き合いだったから、最初は秋葉さんが不動産の人だという感覚がなかったですね。だから仲良くなれたのかもしれませんけど。でもある時、ふと思ったんです。「俺、何も買ってないじゃん」って。最後はもうこっちがしびれを切らしてしまって、「そろそろ買わせてよ。何かないの?」って言って、それでやっと物件の話を持ってきてもらいましたからね。思慮深いのか遠慮していたのかタイミングを見失っていたのかわかりませんが(笑)。

秋葉 確かにそうでしたね(笑)。でもご提案にはプレッシャーがありました。先生はそれまでも銀行さんからの情報を得て好条件で物件を買われていて、確かな相場の目線をすでにお持ちでしたから。念入りにリサーチした物件を紹介しなければいけませんでした。その結果、西新宿の物件になったのですが、「この金額、この物件で気に入ってもらえなかったら、現時点では他に紹介できる物件はない」というものを提案させていただきました。

高野 それまでの会話の中から、僕がどの辺に物件を欲しがっているか秋葉さんはわかっていたんだと思います。だから「何かないの?」だけでちゃんと欲しいものを持ってきた。やっぱりこの人はすごいなと思いましたね。

秋葉 でも、「シミュレーションを持ってきて」と言われて先生のところにうかがった時、先生、まったくシミュレーションを見てくれませんでしたよね。それどころか缶チューハイ持って出てこられて「飲もう!」なんて言って、説明もほとんどさせていただけませんでした(笑)。

高野 西新宿と聞いた時点で「やっぱりこの人はわかってるな」と思いましたから。だから、シミュレーションの内容に関わらず、もう買うって決めたんです。

秋葉 でも、けっしてどうでもいいという口ぶりではなくて、ちゃんとこちらの考えを理解し評価してくださいましたね。あの時、先生には口ぶりや接し方で人を引きつける力があるんだと感じました。そのぶん僕も信用を裏切れないというプレッシャーを感じましたが、先生が持つ人間関係の構築の仕方は本当に勉強になっています。

■お金に働いてもらうことにもっと積極的になってほしい

秋葉 そもそも先生が不動産投資を始められるきっかけは何だったんですか?

高野 人生やっぱり最終的には「働かないで食べられるようになっていたい」って、おそらくみなさん思っているんじゃないかな。私はそんな気持ちからのスタートでした。でも、どうすればそうなれるのかわからないですよね。お金のことは素人だし、仲のいい不動産屋さんなんてなかなか見つかるものじゃない。だから自分で勉強しないといけないと考えましたが、決して簡単なことではありませんでした。

秋葉 高野先生はもちろん、他のお医者様もみなさん毎日非常に忙しく働かれていますから、いくらやる気があっても勉強の時間がないというのがお医者様の実情だと思います。先生と食事をさせていただく時もスタートはいつも夜の8時過ぎからになりますし、その時点で先生はすでに疲れ切ってることが多いですよね。それが何年も続いて、私の目から見ても疲労感が1年ごとに増しているように見えました。思わず言ってしまったことがありましたよね。「先生、大丈夫ですか?」って。だから、お金に働いてもらうということにもっとアグレッシブに積極的に取り組んでいただきたい、そのサポートをさせていただきたいと強く思いました。

でも先生もすでに資産管理会社をお持ちでしたし、かなりの知識やリテラシーはお持ちだったんだと思います。「わからない」と言いながら実はすごく勉強されているし、それでもわからない部分に関しては全力でフォローさせていただこうと思いましたし、今でもそんなお付き合いをさせていただいています。

■秋葉さんには子供の将来まで頼めそうな気がする

秋葉 先生が最初にお持ちになられた物件は千代田区と渋谷区でしたよね?

高野 はい。「山手線の内側は絶対に値が下がらないし、出したらすぐ売れる」と聞いていたので。山手線から離れてもいいところはあるんでしょうけど、それを判断するほどの知識は僕にはなかったので、堅実に山手線の内側の物件を購入しました。

秋葉 これはコロナになってより顕著になったことですが、長く運用していると売れるエリアと売れないエリアでは明らかにメリットに差が出てきます。投資用不動産は実際に自分が住む家とは違い、手放す時のことも考えた運用が必要ですが、ローンの回収が終わった時点で最終的な出口として売却を想定した場合、重要となるのはやはり立地です。

都心5区を選んでおけばその価値が大きく下がることはないでしょう。購入価格や金利は動かせても立地だけは絶対に動かせませんから、その重要性は明らかだと思います。

高野 僕がなぜ売却の時に価値が下がらない物件が欲しいかというと、それは子供の将来を考えてのことです。僕は「働かないで食べれるようにしたい」ところまでは考えられるけれど、その先まではまだ考えが及ばない。でも売りに出してすぐに売れるような物件を持っていれば、僕に万が一のことがあったとしても家族の安心材料にできるかなと思ったんです。

秋葉さんとお話をさせていただく理由は、そうした家族の悩みにも応えてもらえるからなんですよね。秋葉さんと僕では、年齢的には当然僕が先に天国に行くことになりますけど、その時に子供のために一番いい不動産の引き継ぎ、あるいは処理の仕方を秋葉さんに考えていただいて、「あとは頼むよ」と言って託したい。そんなことが秋葉さんには頼めそうな気がするんです。

秋葉 先生は「ライフプラン表」、いわゆる人生設計をとても細かく、それも鉛筆で手書きで書かれていますよね。初めて見せていただいた時に驚きました。何年後に何をしたいというのがしっかり書かれている。

漠然と考えることは誰にでもあると思うんです。僕も会社経営を含めた5年後、10年後の人生のイメージをある程度描いてはいますが、実際に文字にすることはなかなかできません。そのライフプランのお手伝いをさせていただくというのは光栄なことですし、大きな責任をともなうことだとも思っています。

高野 突然死んでしまったら家族が困りますからね。その時にけっこうな税金を取られるとか、そんな話を聞くと不安になってしまうんです。でも秋葉さんならそういうところも全部相談できる。秋葉さん自身もそうですけど、その周りにそれぞれの分野の専門家がいて、相談するとすぐに答えが返ってくる。本当に頼りにしています。

■若い頃から始めていればもっとやれることが広がっていた

秋葉 ご家族にどう残すかという意図を持って不動産投資をされている方は、ご年齢が高くなればなるほど多いですね。でも、できるならば早いうちからお考えいただいたほうがよりご安心いただけます。以前先生も「もっと若いうちに初めていたら、もっとやれることも広がったんじゃないかな」とおっしゃっていたことがありましたよね。

高野 僕ぐらいの年齢になると、もうみんな日々の業務で疲れきっているんです。そこから動き出すのはやっぱりしんどい。早めに始めたほうがいろいろな面で安心だと思います。

秋葉 でも、若い時には若い時で他にもやるべきことがありますからね。先生でしたら歯科治療を学ばれて開業するまでの努力もおありだったと思いますし、初めて自分の将来のことを考えられる年齢って人それぞれだと思うんです。だから、始める年齢も確かに大事ですが、気づいた時にすぐ行動に移せるかどうかということも同じぐらい大切かもしれないですね。

■想いを持っただけで終わるのか、それを行動に移すのか

高野 秋葉さんは著書の中で「決定力」ということに言及してましたもんね。

秋葉 不動産に限らず株でも投資信託でも同じですけど、資産運用や資産形成というものに漠然と興味を持つ人というのはたくさんいると思うんです。将来のことを考えればやらなきゃいけないということは何となくわかっている。けれど、そこからもう一歩、足を踏み出せるかどうかというところが、その後の人生の大きな分かれ道になるのだと思います。

最近は若くして金融リテラシーを持つ方が確実に増えてきています。実際、当社で不動産投資を始める方の年齢層も徐々に下がってきていて、20代からスタートする方も少なくありません。少し前には「老後2,000万円不足問題」という言葉も話題になりましたし、将来年金がもらえるかどうかわからないというニュースも飛び交っている。自分の将来はどうなってしまうのだろうかと多くの人が思い始めている事実を、不動産投資の年齢層の変化はまさに物語っているのだと思います。

そんな想いを持った時に、想いを持っただけで終わるのか、行動に移すのか。両者の差は歳を重ねるごとに間違いなく開いていくわけです。そこで率先して動く「決定力」「行動力」が持てるかどうかが重要であり、先生はまさに決定力を持って行動されてきた方なのだと思います。

■安心して相談できる人に出会うまでは「買わない」という決断も必要

高野 僕は日々の業務が忙しく、なかなか不動産投資について勉強する時間がありませんでした。でも、自分で学べない代わりにアドバイスを聞く意識や人に任せる意識を持てたことが逆によかったのかなと思います。

秋葉 ご自身で調べるには限界があると以前からおっしゃっていましたね。でも確かに、その「人に任せる意識」も成功のためには非常に重要なポイントだと思います。

もちろん先生もご自身で調べられる範囲でいろいろな裏取りはされていらっしゃると思いますけど、自分で調べることができる領域を超えた情報を得る場合に1から10まで自分が納得しないと決定できない方なのか、あるいはご自身が1から5まで把握できていればあとの6から10は人に任せることができるタイプの方なのか。

その違いは大きいかもしれません。先生は人に任せることができる方で、なおかつ上手に人を巻き込んでいらっしゃる気がします。巻き込まれた僕らはプレッシャーなんですが(笑)、それはまったく重いものではなく、責任を果たす役割を与えていただいたという意味で非常にありがたいと思っています。

ところで先生は、どういった思考や考え、性格をお持ちの方が不動産投資に向いていると思われますか?

高野 買う側からすると、やっぱりお金を使うって不安なことじゃないですか。マンションのような大きな買い物をする時には特に大きな不安を感じますよね。

どのくらいのお金が必要で、どのくらいの借入が可能で、どうやったら無理せず返していけるのか。そうした不安を抱えたまま誰にも相談することなく買うというのは、精神的にもかなりのリスクになります。

ですので、相談できるような人に出会わないうちは買わないという判断ができる人に向いているんじゃないかと思います。ちょっとずつ、背伸びをしないで、自分が安心できるかどうかを第一に考えた行動が取れる方には向いているのではないでしょうか。

■業者に丸投げせず「知ろう」という気持ちが不動産投資を成功させる

秋葉 なるほど。先生の答えと近いかもしれませんが、私も慎重な方に不動産投資は向いているのではないかなと思います。博打(ばくち)を打つような、イチかバチかみたいな感覚で購入される人ではなく、どちらかといえば石橋を叩いて渡るような慎重な性格の方が成功されているように感じます。

あとはやはり、先生のように勉強熱心な方や、積極的に知ろうという意識がある方ですね。不動産投資で「失敗した」「騙された」と感じてしまう方は、自ら運用について知ろうとせず業者に丸投げしてしまった人が多いのではないかと思うんです。

しっかりと説明を聞き、それをその人なりに理解して、多少なりとも運用に自ら関心を持とうと考えているかどうか。それによって、いざリスクをはらむようなことが起きたとしても冷静で損のない判断ができるのだと考えています。

僕は事業者側ですので、不動産に関わったことで失敗したと思ってほしくはないですし、そうならないようにご説明もさせていただいています。でも失敗してしまう人は少なからずいらして、そういう人は不動産が嫌いになってしまうんですね。

嫌いになると愛着もわかなくなり、なおさら悪循環に陥ってしまいます。そうした状況に陥らないためには、慎重に決断し、決断後は積極的に運用について知ろうとする意識が欠かせないのだと思います。

高野 今の話を聞いても思いますが、秋葉さんみたいな人っていうのは本当に今まで出会ったことがないですね。この年齢でなぜこんなに優れた感覚と気配りができるのか。本当は55歳ぐらいなんじゃないかと(笑)。

■子供の将来のために、WINXでもう一件持ちたい

秋葉 先生は不動産投資において今後どのような展望をお持ちですか?

高野 WINXでもう一件持ちたいですね。銀行や自己資金との兼ね合いもありますが、残りの人生と家族の将来を考えると、もう少し資産として残せる物件を持っておきたいと思っています。自分は子供より先に死んでいくことになるだろうし、その時のために少しでも安心材料を残しておきたい。思うことはそれだけです。ですので、これからも秋葉さんにはいろいろ相談に乗ってもらいたいと思っています。

秋葉 もちろんです。少しでもご安心いただけるようにサポートさせていただきます。